タグ付き正規表現で置換

タグ付き正規表現は、一度使用した正規表現を繰り返し使いたいときに使用します。
sed, awk, emacs, grep, egrepなどがタグ付き正規表現が使えます。

使いかたは

• 繰り返し使う正規表現を次のようにくくる、\(正規表現\)
  • \(正規表現\)でくくられた正規表現をタグ付き正規表現と呼ぶ。
  • egrepでは\(正規表現\)ではなく、(正規表現)でタグ付き正規表現を表す。
  • 検索する文字列のなかで、タグ付き正規表現をいくつでも使用が可能。
• \NでN番目のタグ付きされた正規表現を使う。

例は次の様になります。
次のような文章があり、先頭の";; "を除去したいときタグ付き正規表現を使用し置換する。

;; This buffer is for notes you don't want to save, and for Lisp evaluation.
;; If you want to create a file, visit that file with C-x C-f,
;; then enter the text in that file's own buffer.

次の正規表現で置換する。emacsではreplce-regexp, sed, awkでも同様に使える。

置換前 ^;; \(.*\) 
置換後 \1

実行結果は次の様になります。

This buffer is for notes you don't want to save, and for Lisp evaluation.
If you want to create a file, visit that file with C-x C-f,
then enter the text in that file's own buffer.